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畑の真ん中だより

2017年シーズン、スタート!

どんな状況になっても応えてくれる土を目指して

昨年は長雨と日照不足、度重なる台風による断水や塩害などにより、大根に病気が発生したり十勝海霧そば®が壊滅状態となったりと、収量・品質ともに不本意なシーズンとなりました。
しかし自然相手の仕事ですから、嘆いていても仕方ありません。

全畑の専門機関による土壌分析、分析結果を元にした肥料の調合、昨年苦しんだ大根の病気「軟腐病(なんぷびょう)」への対策、畑おこし、肥料散布、ハロー掛けなどの畑の準備などなど。
昨シーズン終了直後から、今シーズンへ向けて、着々と準備を整えてきました。
(詳しくは土を制する者は収穫を制すをご覧ください)
大石社長は「どんな状況になっても応えてくれる土づくりが一番大事」と繰り返し話します。

そうやって準備万端整えて、迎えた2017年シーズン初めての大根の播種(はしゅ、種まきのこと)は4月17日。
播種が始まると、いよいよシーズン本番です!
きゅっと気持ちが引き締まります。
(播種については大根の播種、始まりました!をご覧ください)

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※4月21日の様子。トラクターに播種機をセットし、2畝(うね)ずつ植えていきます。

今年の大根の作付面積は、昨年同様の25ヘクタール(210万本)。
今後は毎週途切れず大根が収穫されるように時期を計算し、8月上旬まで全46回の播種作業を予定しています。

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荷造り紐のような細い水溶性のテープに種を挟み込んだ「シーダーテープ」。茶色いつぶつぶが大根の種です。これを播種機にセットし、土に埋めていきます。種の間隔は農家によって異なるためオーダー品です。

自然の変わり目を見逃さず、常に備える

「自然が相手ということは、人間の都合ではなく、自然に合わせて動くということ。例えば天気や気候には必ず「変わり目」がある。その瞬間を見極め、先回りして対処することができるのが農家の経験値。対応が後手に回ったときの大変さを知っているからこそ、変わり目を見逃さず、常に備えておく必要がある」と大石社長。

大石社長はシーズン中はほとんど出歩かず、常に畑のそばにいて天気予報や生育状況に目配り、気配りをしています。
実は播種初日の翌日である4月18日、十勝全域に雪の予報(北海道は4月でも降雪します)が出ました。積雪があると、その後雪が解けても畑がぬかるむため、数日間畑に入ることができません。
それを見越し、初日は2区画分の播種を一気に行いました。その際、播種と同時に散布する窒素肥料の量を区画ごとに変え、収穫時期がずれるように調整しています。

翌日予報通り十勝全域に雪が降りました。町内で15センチ以上積もった地区もある中、幸いにも大石農産の地区に降ったのは「雨」。ラッキーでしたが、もし雪になってもいいように作業を進めたため、慌てずに済みました。
このように「天候の変わり目」を見逃さず、先回りして備えておき、
「どんな状況になっても応えてくれる土づくりを続ける」ことが何よりも重要なのです。

1週間前倒しの理由は...

今シーズンは例年に比べ、播種を1週間早めています。
従来は6月~10月の収穫時期は週1回日曜日が休日なのですが、隔週で土日を休みにしようという初めてのチャレンジ。休日を確保するため、播種の時期を前倒ししたのです。
単に体を休めるだけでなく、連休を使って観光やイベントに出かけるなどして北海道を楽しんでほしい、という社長の思いを形にしたものです。
今年はベストシーズンの北海道を満喫できるかも、とスタッフもワクワクしています。

ただひたすら、粛々と誠実に

「昨年は天候のせいとはいえ、大根もソバも安定供給が叶わなかった。今年は安定供給を目指し、やれることはすべてやり、ただ粛々と誠実に作業をしていきたい」と話す大石社長。
昨年から何度も厳しい表情で「供給責任が果たせず申し訳なかった」と繰り返す姿を見ると、今年は満面の笑みでシーズンを終えられるよう、願っています。

さあ今年もスタートです!楽しく、張り切って行きましょう!

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大根畑の前でスタッフ勢ぞろい!

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