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畑の真ん中だより

大根の種まき、始まりました!

2019年の畑開きともいえる、大根の播種(はしゅ、種まきのこと)が4月18日、初日を迎えました。いよいよ畑のシーズンイン!というわけで、今回は播種初日の様子をお届けします。
久々の、正真正銘「畑の真ん中」からのレポートです。

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播種日を決めるまで

例年であれば、春になり雪が解けて畑に水がしみこみ、凍結した土を溶かしてくれます。また春先はまとまった雨が降ることが多く、こちらも凍結を溶かす大きな助けとなります。
ところが今年は雪も雨も極端に少なかったため、なかなか畑の凍結が緩みませんでした。

それを踏まえて、前回の親子放談で「初日は4月17日を予定している」と言っていた社長ですが、結局1日遅い初日となりました。
実はいつ播種初日にするか、直前まで迷ったといいます。

<播種初日までの流れ>
15日まで...18日播種を予定
16日午後...17・18日に気温上昇の予報を受け、17日に前倒しを検討
16日夕方...播種予定の畑をチェックし、まだ水分量が多すぎると判断。乾燥させるために18日播種を決定
17日...25度という、この時期としては記録的な高温をマーク。畑もほどよく乾燥する
18日...播種初日

春は特に気温や天候の変化が激しい季節。1日に何度も見極めと決断が必要となります。たとえ畑のプロであっても、気を抜くことはできません。

播種で一番大切なこと

種をまくときに使うのは、専用の機械(播種機)。トラクターに取り付けて使います。
この播種機、「肥料2種と殺虫剤1種の散布」「種まき(種が埋め込まれた水溶性のシーダーテープを畑に埋め込む)」「マルチ(専用フィルム)がけ」「マルチの穴あけ」「土寄せ」という作業を一気に行う、すごい機械なのです!
(詳しくは大根の播種、始まりました!、播種の様子は「大石農産企業プロモーションムービー」でご覧いただけます)

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トラクターに取り付けられた播種機

そんな優秀な播種機なのですが、実は初日の1畝目に限っては特別に時間がかかります。

三男の託三(たくみ)さんは「播種で一番大事なのが、種を植える深さと、種とマルチの穴の位置が合っているかです」ときっぱり。

種を植える深さが浅すぎると発芽に必要な暗さが足りず、また水分量や気温の影響が大きく、生育にムラがでます。逆に深すぎると芽が出にくいのです。
さらに種とマルチの穴の位置がずれていると、せっかく開けた穴からずれたところに芽が出ます。これでは間引きのとき時間と手間が余計にかかり、効率が悪くなってしまいます。
1つ1つは少しの差でも、広い畑では大きな差になり、最終的には収量にまで影響するのです。

「だから時間がかかっても、最初にしっかり調整しておかないと」と言います。

そのため、少しトラクターを動かして播種してはストップ。そのたびに後ろについて歩いているスタッフがダダダッと駆け寄り、播種したところをチェックしています。
最適な深さになっているか、種とマルチの穴の位置がきちんと合っているか...。
手にしたカッターナイフでマルチの穴を広げ、シーダーテープを引っ張り出しては確かめます。
4列同時に播種するため、それぞれについて調整していきます。

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種の深さ、マルチの穴と位置が合っているかをチェック。
全員の手にカッターが(笑)

「種のセンサーが効いてない」
「ちょっと深すぎ」
「(穴の位置と)ずれてるなぁ...」
などと言いながら何度も調整を繰り返します。

加えて肥料の散布量が予定通りかも調整していきます。
GPSや肥料の量を制御するシステム付きのトラクターですが、計画と散布量が合っているのか、畑の脇でスマホの電卓をたたいて確認する姿が何度も見られました。
結局、この日は畑を1往復(270メートル×2)したあたりでベストな位置や数値が決まりました。

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左:畑の脇で電卓をたたく、右:播種機の調整

ちなみに、畑による土の固さや水分量、トラクターの速度によっても変化するため、毎回微調整が必要だということです。

畑の順番と播種間隔について

たくさんある畑の中で、なぜ一番はじめにこの場所を選んだのでしょうか。

『畑の状態』を見て決めている」と大石社長は言います。 

毎年、収穫終了後にすべての畑について専門機関による土壌診断を行う大石農産。その結果を踏まえ、足りない栄養素を補う肥料を加えて土づくりをしています。
(詳しくは、土を制する者は収穫を制すをご覧ください)

そうしてよりよい土づくりをしているのですが、どうしても畑によって「病気に強い・弱い」「日当たりが良い・悪い」などの差が出ます。

それらすべてを総合的に判断し「この畑は病気に強い(と思われる)から、病気が発生しやすい夏に植えよう」「この畑は日当たりが少し悪いから、暖かくなってから植えよう」など、植える順番を決めていきます。

また播種間隔は、単純に「○日ごとに播種」ではなく、必須条件である「毎日収穫する」を実現するために、逆算して決めています。例えば「春先は生育が遅いから4日ごと」「夏は生育が早いから2日ごと」など。その他「雨が降りそうだから2日分植える」など、細かい調整をしています。

大根の安定供給が一番の優先順位。そのためにきちんとした計画が必要とのことでした。

初日ならではの...

どこか緊張感の漂う播種初日でしたが、休憩時間になるとほっこりした空気が流れました。
5ヶ月間という長い冬期休暇(なんと有給!)を終えたスタッフたちは口々に

「冬どうしてた?」
「え、ニートだった...やば」
「明日は絶対筋肉痛だよ~」
「冬に3キロ太っちゃったから畑でダイエットしよう」
などと話し、笑いあっていました。

4月から新卒のスタッフも加わり、ますます若返った大石農産!
今シーズンもいよいよスタートです。どうぞよろしくお願いいたします!

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