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ペットボトル大根チャレンジ!<8>~収穫&試食編

7/31、播種から60日目。ついにペットボトル大根チャレンジは収穫の日を迎えました!!
いったいどんな大根ができたのか?長さは?太さは?そして気になるお味は?
どきどきの結果発表です!

収穫直前のようす

今回収穫したのは大石農産の土は①、買ってきた土は⑤と、途中で復活した⑥の3本です。残りは1週間後に収穫したいと思います。

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葉の色は全体的に黄色く、密度はスカスカです。これは土の量が少ないため、肥料も土の栄養も微生物も足りておらず「燃料切れ」の状態なのだとか。今回は2リットルのペットボトルを使ったので1本につき1.5リットルほど土を入れていますが、大石社長によると「10倍は必要」とのこと。土が足りない分、代わりに肥料をドカドカ入れてもおいしいものができない理由は「清流だいこん®、収穫開始!おいしさの秘密は?」をご覧ください。

大石農産の土:①

いよいよ抜いてみます!まずは大石農産の土から!抜くのは大石社長です。
「なかなか抜けない...。おっ!抜けた!」という声とともに現れたペットボトル大根。

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じゃーーーん。
長さ約10センチ、直径約3センチ。小ぶりながらもまっすぐ育っています!大根の根が5センチほどあるので、ほぼ「ペットボトルの土の高さ=大根の長さ」で、かなり健闘したのではないでしょうか?

買ってきた土:⑤

次に抜くのは三男の託三さんです。さあどうだ!

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こちらは①より大きく、長さ約12センチで、同じように底までまっすぐ育っています!

復活を遂げた⑥

ペットボトル大根チャレンジ!<2>でうっかりペットボトルを倒し、虫の息だった⑥。その後大石社長のアドバイスにより<5>で奇跡の復活を遂げましたが、果たして土の中はどうなっているのか?非常に興味深いです。なぜなら葉の様子が一番元気で期待できるのです。わくわくする私の横で、「さてどうかな?」とにやにやしている大石社長が気になりますが...。さあ抜いてみましょう!

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ええええーー!!
まさかのこの姿!二股で全体的に細く、大根らしさはなくゴボウのようです。
ショックを受ける私に大石社長は「こうなることは最初からわかっていた」といいます。つまり、根が一度切れると、例え葉は復活しても根の部分は切れたままなので、二股になってしまうのだとか。
以前「復活するかもしれない」と言われたのを心の支えにしてきた私ですが、それは無事に大根として成長するという意味ではなかったのですね。奇跡の復活!と思っていましたが、大根としての奇跡は起きないのだと学びました。(ちなみにほかのスタッフもわかっていたそうです。言ってよ)

比べてみた!

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左から清流だいこん®Lサイズ、①、⑥です。⑤を一緒に並べるのを忘れてしまいましたが、同じ播種日でもこれだけ大きさが違うのにびっくりしました。

食べてみた!

さあ、お待ちかねの試食です!果たしてペットボトル大根はおいしいのでしょうか?

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並べて縦に切ってみました。

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ガブッ!「辛い!」ガリッ!「固い!」
そうです、ペットボトル大根は思っていたよりずっと辛くて固かったのです。残念。

私も含め、4人で4本を食べ比べしたのですが、辛さは
甘い 清流だいこん®<①<⑤<⑥ 辛い
となりました。⑥は文句なく辛さナンバーワンで、筋も多いので見た目だけでなく食感もゴボウのようです。⑤と①については、どちらもそこそこ辛いのですが、辛さの質が違いました。
買ってきた土で育てた⑤の辛さはがさがさで荒々しい感じがし、大石農産の土で育てた①は辛いことは辛いのですが、なんというか味に深みがあるのです。⑤は乾いた味、①はしっとりした味というイメージです。
最後に清流だいこん®を食べて「甘い!」「みずみずしい!」とおいしさを再確認しました。

数値化できないか試してみる

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ブログでは伝わらない「味」について、なんとか数値化できないかと思い、硝酸イオンメーターで硝酸濃度を測ってみました
結果、買ってきた土で育てた⑤は390 ppm、大石農産の土で育てた①は驚異の110ppm!ものすごい数値をたたき出しました。清流だいこん®は約500ppm(通常売られている大根は1500~2000ppm)ですから、ペットボトル大根たちはどれだけ土の栄養分を吸い尽くしたのか!
硝酸濃度が低いとえぐみが少ないとはいいますが、この数値は異次元です。その中でもダントツに低かった①については、播種時に窒素肥料が入っていなかったことが理由の一つではありますが、もともと大石農産が窒素肥料のみに頼らない土づくりをしている証拠なのではないでしょうか。そして硝酸濃度が低すぎてもおいしくないことがわかりました。
(関連ブログ:清流だいこん®、収穫開始!おいしさの秘密は?

続いて糖度計で「大根の甘さ」を計測。結果、⑤は糖度1、①はなんと糖度0!予想通り、全く甘くない。ちなみにこの日の清流だいこん®は糖度3でした。糖はエネルギーですから、硝酸濃度が低いことと併せ、ペットボトル大根は息も絶え絶えといった感じ。「生きてるだけで精いっぱいだから、おいしさまで気が回らないよ!」と訴えているかのようです。

今回の収穫と試食により、ペットボトル大根チャレンジは一応のゴールを迎えました。
次回はシリーズ最終回。チャレンジ大根を育てながら、清流だいこん®について考えたこと、伝えたいことなどをまとめます。もう一回だけ、お付き合いください。まずは2か月間、見守ってくださりありがとうございました!