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畑の真ん中だより

清流だいこんを育てる「土」についての勉強会

大石農産では毎年、全ての畑について専門機関に「土壌分析」を依頼しています。土壌分析とは、畑の土を採取してたくさんの項目について調べて結果を数値化する、いわば「土の健康診断」。その結果をもとに、畑によって適切な肥料の種類や分量を定めた「カルテ」を作り、散布するためです。
すなわち土壌分析だけではだめで、分析結果を読み解き、最適な肥料カルテを作る力が必要になります。
今回、分析結果から土のポテンシャルを最大限に引き出す提案をするという「土壌マスター」が来社すると聞き、勉強会にお邪魔しました。

真剣勝負の勉強会

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大石農産は、いつもとは違うピリっとした緊張感に包まれていました。一言も聞き逃すまいと、大石社長も動画を撮影して臨戦態勢です。来社したのは株式会社東日本肥料(本社:群馬県太田市)の3人。

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中央が「土壌マスター」の石田さん(群馬県太田市)、右が藏谷さん(帯広)、左は書記役を務めた町永さん(由仁町)

石田さんは土壌一筋30年、これまで訪れた農家は1万2千軒を超えるという、土壌分析と肥料提案のプロ中のプロです。何より驚いたのは「ものすごい情報量」を「ものすごい熱量」でしゃべること!
誰かが1つ質問すると「よくあるのは」「こんな場合は」「こんなことも」と事例がどんどん出てきます。石田さんの見解や解説も加わり、早口も相まって膨大な情報量に。途中ではっとするのか、何度も「まっこれは余談ですが」と照れた表情を浮かべていたのが印象的でした。そして名コンビ、石田さんの息をもつかせぬ熱いトークを遮って「今のはですね、つまり...」と絶妙なタイミングで解説してくれたのが藏谷さん。まるで通訳のような役回りで、この掛け合いがかなり面白くて聞き入ってしまいます。

とにかく日本全国のさまざまな事例から世界的な傾向、業界裏話まで、たくさんの情報をできる限り伝えたい!大石農産の大根をよくしたい!というあふれる思いが伝わってきました。

探求心こそが「いい土」を作る原動力

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いよいよ大石農産の分析結果を読み解きます。

「分析結果の数字をさっと見て、じゃあどの肥料をどのくらい入れればいいの?と答えだけ求める農家さんもいます。でもそれでは成長しないし応用も利かない。なぜ、どうしてこの数字になるのか?どうしたら改善するのか?という探求心こそが『いい土』を作る原動力なのです」と石田さん。

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土のpH値について、大学の講義ばりに解説する石田さん。

実は「このような値だから、この肥料をこのくらい入れましょうね」というアドバイスがすぐにもらえると思っていたのですが、それではダメだというのです。
分析結果を読み解く力をつけ、何の肥料をどんなバランスで入れたらいいのか、自分自身で考えられる農家になる必要があるのだといいます。勉強会はほぼ休憩なし、5時間ぶっ通しで行われました。熱~く濃~い時間でした。

大石農産について聞いてみた!

そんな3人に、大石農産についてお聞きしました。
「自社で販路を開拓して直接市場に出しているだけあり、大根の品質や収量に対する感覚が鋭いですね」
「責任をもって清流だいこんを世に出しているんだ、という思いがすごく伝わってきます」
「北海道の大根、十勝の大根という看板だけでなく、真に選ばれる大根でありたいと、常に改善を図っているのがよくわかります」
「勉強会に対する意欲や熱意がすごいですね。質問もバンバン出ますし」

勉強会の内容は専門的で相当難しかったのですが、それに食らいついていく大石農産スタッフの真剣さに感動しました。土壌マスターのアドバイスを受けて来シーズンはどんな土づくりで臨むのか、今から楽しみです!

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皆さん、ありがとうございました!