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畑の真ん中だより

2022年、シーズンイン!

2022年4月17日、春らしいぼんやりと薄曇りの、やや強い風が吹く日曜日。昨年より1日遅く、清流だいこん®の播種(はしゅ・種まきのこと)初日を迎えました。実質的な畑開きとなるこの日、新人2人を加えて今シーズンがスタートしました。

IMG_7848.jpgオリジナル播種機の説明動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=r-LiLtd66bo

とにかく初日は播種機の調整!

播種機は「肥料2種と殺虫剤1種の散布」「種まき(種が織り込まれた水溶性生分解フィルム=シーダーテープを畑に埋め込む)」「マルチ(専用フィルム)がけ」「マルチの穴あけ」「土寄せ」という作業を一気に行うため、それぞれが機能し、また連携しているか、しっかりと確認しなくてはなりません。そのため毎年、播種初日は機械の調整から始まります。数メートル動いては停止し、マルチの穴と種の位置が合っているか、種の深さが適当かをチェックします。2畝4列を同時に植えるので、それぞれ個別に調整します。この作業を見越し、今年はいつもより1時間半早く作業をスタートしました。その後も調整を加えて、ベストな状態に持って行くことができました。

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シーダーテープ交換中

播種日はどうやって決める?

大石農産では通常日曜日を休日としていますが、播種日は例外です。6月下旬から10月中旬までの大根収穫を計画的に行わなくてはならないからです。市場へ安定供給するためには、日曜日を除いて毎日収穫する必要があり、そのため出荷日から生長を逆算して播種日を決めているのです。生長の遅い春先は播種日の間隔を長く、気温が上がるにつれて短く。気候や畑の状態などにより微調整を繰り返しながら、8月上旬まで約40回の播種を行います。

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確認・調整しながらの播種

GPS付きトラクターで収量確保

今年の清流だいこん®の作付面積は、昨年同様の25ha(東京ドーム5.3個分)。1回の播種で2日分の収穫になるよう、計算して植えていきます。ちなみにこの畑の長さは250mあり、1列から1,250本の大根が収穫できる予定です。株間や畝幅は農家によって異なりますが、ムダな畝間(うねま・畝と畝の間)を作らないのが収量アップの秘訣。この畑だと、畝の数が1本少ないだけで2列2,500本の収量が減ってしまい、全体ではさらに大きな差になるのです。
ここで力を発揮するのが「GPS機能搭載のトラクター」!GPSのおかげで隣の畝と隙間なく、まっすぐな畝を作ることができます。オペレーターの習熟度に関係ないのもありがたいところ。この日は途中で社長→三男の託三(たくみ)へとオペレーター交代がありましたが、全く問題なく進みました。

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まっすぐな畝と無駄のない畝間。美しい!

農業資材の工夫で作業効率アップ

昨年から、畑を覆う黒いマルチ(地温の調整や雑草を抑える働きがあります)の長さをメーカーに特注しています。1巻500mにしたことで、250mの畑を1往復したら畑の端で新しいものに交換すればよく、重くて大きなマルチを畑の中まで運ぶ必要がなくなったため、作業効率がアップしました。このように作業を見直して工夫することで、改善されるのが目に見えるのでやりがいがあります。

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黒いマルチシートの上に、保温のための白いパオパオをかけていきます

やはり播種初日は気持ちがピリッと引き締まります。今シーズンもよろしくお願いします!